ヒアルロン酸注入の場合、よく言われるのが「どうせなくなってしまうんでしょ?」という意見。確かに法令線、目の下の凹み、しわ、頬のたるみなどで注入したヒアルロン酸は架橋されているとはいえ、やはり分解されていずれ吸収されてしまいます。なくなってしまうことの不安の根底にあることは①なくなる→どうせ無駄②なくなる→入れ続けなければならない③なくなる→元に戻る④なくなる→以前より老ける・・・ことがあげられます。

①なくなる→どうせ無駄

結論から言うと無駄ということは有害事象がない限り全くありません。ヒアルロン酸注入を受けその効果が薄れてきた半年後、何もしないで経過した半年後、同じ時間を過ごした場合・・・言うまでもないですね。人は20半ばをすぎればどんどん老化に加速がついていきます。その時に肌に対して何ができるか?ヒアルロン酸注入に限らず適切な施術、ケアをするという意識の差が1年後、5年後、10年後、20年後に確実な肌の差となっていきます。だから無駄なことはないのです。

②なくなる→入れ続けなければならない

注入を躊躇する意見に多い『費用的なものも含めて、続けなければいけない?』という意見。確かにヒアルロン酸は吸収される物質なので入れ続けることが重要です。場所や目的にもよりますが半年~1年に1回。これならば、毎月ということではなくメンテナンスと考えることもできます。費用については個々の考えがありますので、一概には言えませんが、結局、一生付き合う自分の肌と費用の天秤、何を優先し何を我慢するかということだと思います。

③なくなる→元に戻る

ヒアルロン酸注入の効果は目的、注入の部位により異なりますが、半年~1年が平均です。では、実際にヒアルロン酸そのものがなくなり、注入以前の状態まですぐもどるかというと、決してそうではありません。特にリフトアップ目的に注入した場合はある程度効果の余韻が残っています。もちろん数年も放置すれば元に戻りますが、続けることでその状態が維持、もしくはもっと改善することも見込めるのです。

④なくなる→以前より老ける

もし、これが本当に以前より老けると感じるのであれば、私生活やその他身体への影響があって、その時の老けるスピードがヒアルロン酸がなくなるスピードより速かったということが考えられます・・・が、そうなること事態が考えにくいです。そもそもヒアルロン酸がなくなったこと=老ける原因にはなりにくいと思います。

 

逆に『なくなることのメリット』とは?

人は日々変化します。もちろん美容の施術をしても変わります。だから、その時その時のお顔の状態によって注入ができるということがヒアルロン酸注入の強みです。意外とこれは重要なことです。分解されない、一生残る製剤との大きな違いです。これは完全にメリットですよね?だからヒアルロン酸はなくなっても問題ないのです(まれに肉芽種となって体内で異物と認識されて残る例もありますが)。また表層、水光注射やしわ直下に注入する場合は皮膚を改善しながらなくなるというメリットもあります。そもそもヒアルロン酸は体内にあるもので、皮膚を維持するのに重要な物質なので、有効に使われて当然なのです。

※神奈川県横浜市、桜木町駅前にあるテティス横濱美容皮膚科では、アラガン社専属・認定指導医によるヒアルロン酸注入施術です。(認定指導医とは、ヒアルロン酸注入、ボトックス注射の考え方、技術を医師に指導)。法令線、フェイスライン、口周りのたるみ、マリオネットラインなどお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。